TOEIC860点ホルダーの親の私が考える幼児英語教育がいらない理由

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小さい幼少期のうちから英語は子供に勉強させておいた方がいいんじゃないか、英会話教室にいかせた方がいいんじゃないか。

将来役に立ちそうだしなんとなく今から子供に英語を学ばせておこうか。

そんな風に考える方がいらっしゃるのもわかりますし、その気持ちも十分理解できます。

ですがその幼少期やこどもが小さい時からの英語教育って本当に必要でしょうか?

水を差すようで悪いんですが、私はいらないと思うんですよね。

ただいらないというだけでは説得力がないと思うので、この記事を用いて何故幼児英語教育がいらないかというのを理由をつけてお話しします。

これから子供に英語を勉強させようかなと考えているあなたには是非一読していただきたい。

幼児英語教育が不要な5つの理由

1. 幼児英語教育をしても子供は英語を忘れる

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幼児英語教育が不要な理由としてまず第一に、幼児英語教育をしても幼児期に覚えた英語を数年もしたら忘れるというのがあります。

よくあるのが、幼少期に親が海外で働いていたので小さい時の2〜3年は海外にいて英語をバリバリ話せた。

ただ日本に帰ってきてからの期間が長くて完全に英語の能力を忘れたというパターンです。

また、幼少期に日本で英語教室に通ったけど大人になった今全然話せないなんていう人も沢山います。

私の人生で出会った人の中で幼少期に国外にいて、その後日本で生活していてそれでも英語ペラペラという人は一人居ましたが、彼の場合は日本に帰ってきた後も英会話学校に通い続け英会話のトレーニングを怠っていませんでした。

やはり幼少期というのは言語の習得スピードも速いですがその分忘却スピードも速いものです。

なので幼少期だけ英語教育をしたところでその後も英会話などの教育をおこない続けない限り英語を大人になってペラペラなんていうことは起きません。

これからの時代は小学校からも英語を勉強するし、中学になったら英語を本格的にやるじゃないか。ですって?

それこそ悲報なんですよね。幼少期にしっかりと英会話を身につけたところで現行の中学高校英語に繋がっていってしまったら全く意味がないんですよ。

現行の中高の英語は読解・文法偏重の英語しゃべれない人間量産教育ですから、そこにどっぷり浸かった時点で英語がしゃべれなくなるのは明白です。

そのため英語が喋れたり本格的に使えるようにしたいのであれば、中高の時点でも独自に英会話ができるようにトレーニングをする必要があります。

こうなるともう幼児英語教育というよりは純粋な英語教育ですよね。

子供に将来英語を喋れるようになって欲しいと思って幼児英会話教室なんかに通わせているお母さんお父さんにはそこのところを考えて欲しいと思います。

本気で子供に英会話を身につけさせたいと思ったら英語教室に通うのは幼少期だけでなくそこからずっと大人になるまでですよと。

そのお金と時間確保する気はありますかと。

2. ビジネスの主戦場が英語圏の欧米からアジアに

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ビジネスの主戦場が欧米からアジアに移っていることも幼少期にまで英語教育をしなくてよい理由の一つになります。

例えば英語を第一言語とする欧米人と英語でしっかりとした議論までしたいと考えれば相当な英語能力(TOEIC860点とかでも全然足らないレベル)が求められますが、これが対アジア人になったらどうでしょう。

対アジア人の場合、お互いに英語が第二言語のため英語が本格的にペラペラでなくても会話の主導権が言語能力によって相手に持って行かれるということがなくなります。

何故なら相手も英語がそこまで流暢じゃないから。

私もアジアの某国へ出張でいき仕事をしたことがありますが、そこで仕事した国外の人達とは結構brokenな完璧でない英語で会話していました。

相手も第二言語ということもあり言語能力で仕事の主導権を持って行かれるということがありませんでした。

逆に欧米の人と仕事をした時は悲惨でしたね。

これも私の経験になりますが欧米の人と仕事で打ち合わせをした時はそもそもの欧米的押しの強さでまずガンガン来られ、その後英語力の差でさらにボコボコにされました。

私も日本人の中では英語がまだ喋れる方ですが、それでもやはり英語をほぼ第一言語としている人とやりあうのは相当にぶが悪いです。

ただしここで朗報なのが冒頭でも述べたようにビジネス主戦場がアジア化しているということです。

ビジネスの主戦場がアジアなのであれば第二言語として英語を使っている人と仕事をする割合が増えます。

それであれば求められる英語能力とレベルも変わってきます。むしろ英語以外の言語が求められて英語が全く不要なんていう自体も起こります。

対欧米人でないのであれば英会話能力もそこまで高くなくても大丈夫です。少なくとも幼少期にまで英語を勉強する必要のないレベルです。

私自身中学1年までアルファベット読み書きできませんでしたが、今ではアジア地域の人となら英語使ってなんとか仕事もできるレベルになっています。

そう考えると幼少期から英語をやる必要なんて全くないんですよね。

3. 英語ができる人間の供給量が世界的に増えてきている

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英語ができる人間の供給量がビジネスの世界で世界的に増えてきているというのも英語を幼少期にまで英語を勉強しなくていい理由のひとつです。

どういうことかというと、昔までであれば英語ができれば給与水準の高い欧米人から仕事を奪えるという状況がありました。

そのため英語ができることがビジネスの場で非常に有利に働いていました。

しかし現在では英語が高いレベルでできる人間は欧米人だけでなくインド人やフィリピン人にも出てきています。

その結果としてどうなるか、仕事の奪い合いをする相手が欧米人でなく、インド人やフィリピン人になるんです。

有名ブロガーのちきりんさんも著書「マーケット感覚を身につけよう」の中で次のように述べています。

これまでなら、英語ができればアメリカ人やイギリス人と仕事を奪い合えたのに、これからは英語ができても、仕事を取り合う相手はフィリピン人やインド人です。

各国の1人当たり所得を思い浮かべれば、高いコストをかけて英語を勉強しても報われるレベルは大きく違ってくるだろうと容易にわかるはずです。


©マーケット感覚を身につけよう ちきりん著

わざわざ幼少期からお金をかけて英語を子供に勉強させて、それが将来たいして効果をあげてくれないなんて悲しいですよね。

それなら英語の勉強は学校の勉強だけで十分とし、他の習い事をした方が余程子供にとっても親にとってもよいのではないでしょうか。

4. TOEIC860点Aランク程度であれば幼少期に英語を勉強しなくてもとれる

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幼児英語教育が不要なもうひとつの理由としてTOEIC860点レベルであれば中学からの英語勉強で到達可能ということです。

先にちょろっと述べましたが、現在TOEICでAランクを保持している私も中学1年までアルファベットの読み書きもできませんでした。

小学校でもアルファベット習っているはずですが、完全にスルーしたらしく、中学入った時に親に飽きれられた記憶があります。

そんな私ですが、英語のセンター試験は140点程度で大学入学時のTOEICの点数は400点代。

ただ大学の2年か3年の時に就活に有利だろうという理由だけで半年程英語を真剣に勉強した期間がありその結果715点まで点数があがりました。

そしてその後は点数が上がったことに満足し長らく英語の勉強はさぼりましたが、社会人になって気づいた時には870点まで点数が上がっていました。

こういった経験から私が考えるのはTOEIC860点クラスなら幼少期から英語を勉強しなくてもなれるということです。

私の場合は大学時代に半年位で700点代になってから英語の勉強を見事にさぼったので点数が伸び悩みましたが、真剣にその後も継続していれば一年程度で800点代にのっていたでしょう。

なのでTOEICでAクラスになるというだけなのであればわざわざ幼少期から英語を勉強する必要はありません。

中学もしくは高校、大学から本気を一時でも出せれば全然間に合います。

5. 機械の翻訳通訳機能の高性能化

会話の翻訳機能高性能化

現在も日々刻々と機械の翻訳や通訳機能というのは向上しています。

ちょっとこの動画を見てみてください。元SMAPの草薙剛さんが最新の通訳端末イリーを使っている動画なんですが、正直言ってその端末精度に私はビビりました。


草彅剛さんが翻訳機 ili(イリー)を初体験! (YouTubeライブ総集編)

もうこれからの時代旅先で英会話をちょっとできるようになりたいから英語勉強しようなんていう動機で英語を勉強する必要は全くなくなるんじゃないですかね。

イリーのスピード、精度の翻訳することができるのであれば個人で旅行用に英語を勉強する必要なんてなさそうです。

また翻訳専用機がなくても今は手持ちのスマートフォンでアプリを入れることで簡単な翻訳を行うことが可能です。

すでにこのような環境が整っていることを考慮すると今の子供達が働き始める頃にはより進化した翻訳機械や、翻訳アプリが登場していることは間違いないでしょう。

グーグルやアマゾンといった企業がそういった分野を見逃すはずもありません。

ドラえもん自体にはまだ出会うことは出来ませんが、ほんやくコンニャクがある世界はすぐそこまで来ているんです。

文章→文章の翻訳はどうか?

ここまでの話は翻訳機能端末(会話の通訳)についてでしたが、グーグル翻訳などの文章→文章の翻訳はどうでしょうか?

現在ではグーグル翻訳などの翻訳はまだまだ実業務に利用できるようなレベルには達していないというのが実情でしょう。

しかしそれでも機械学習の世界は日々ものすごいスピードで進化しているため、この先の20年後どのレベルに翻訳機能が到達しているかなどは予測がつきません。

機械が人間に勝つことは難しいとされていた囲碁の世界では2017年にアルファ碁に人間のトッププロ棋士が負けてしまいました。

これはコンピュータのディープラーニングという技術を用いたものですが、こういった技術を翻訳のプログラミングにも導入応用することでその翻訳精度を劇的に向上させることが可能と考えられます。

著書「2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する」の中でも次のような記述があります。

コンピューターおたくたちは今、別の手法を試しはじめている。

コンピューターに言葉を構文解析(要するに理解)させ、それから翻訳させるのではなく、人間が翻訳した文を大量にかき集めておき、どんな原文にはどんな訳文がふさわしいかを、野蛮な統計学の力を使ってコンピュータに計算させるのだ。

グーグル翻訳はこの手法を活用しており、十年前の最も”賢い”プログラムより、格段によい結果を生み出している。

© 2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

ビックデータを用いた翻訳。グーグルの得意そうなことではありませんか。

こう様々考えていくと幼少期に英語をなんとなく勉強させるということに何の意味があるのかとなってきませんか?

おわりに

将来は子供にエリートコースを歩ませる。そのために英語を学ばせておくんだという人はここまで私が書いてきたような内容を無視して英語を学ばせる必要があると私も考えます。

ただそうではなくて、なんとなく子供の将来の役に立ちそうだから子供の小さいうちから英会話教室に通わせようとかいう人にはそれ時間とお金の無駄だからやめとけと言いたいんです。

将来的には英語ができなくても翻訳や通訳機能が進歩して勉強する必要がなくなる可能性もあります。

それに本当に必要になればあなたの子供も勝手に自分から英語を学びますし、やはり自分から学びたいと思った時が人間一番伸びます。

なので繰り返しになりますが、幼児英語教育はいりません。それよりあなたの子供にはもっと他のことを学ぶ機会を提供してあげましょう。

当ブログではこの記事以外にも下記のような子育て中のあなた向けの記事を書いていますので是非読んでみてください。

子育て中のあなた向けの記事