鬼滅の刃10巻のネタバレあり感想
炭治郎覚醒
やっぱり少年漫画の王道展開ってわかっていてもワクワクしてしまいますよね。
ピンチになった場面での主人公のパワーアップ、新技、展開が多少わかってしまっても期待感が上がってしまう。
ブリーチの卍解しかり、ハンターハンターのゴンさんしかり(あれは突き抜けすぎてた感ありますが)。
この鬼滅の刃もそのあたりの演出が毎回非常にいいです。善逸が覚醒した時も「うおー!これ熱い展開!」と思いましたが、炭治郎の覚醒もまた読んでいて「きたこれ!」となりました。
目から血を流しながらスピードとパワーアップさせるとか、鉄血のオルフェンズの三日月を方鬱させるその覚醒の仕方。やっぱかっこいいっすわ。
しかも覚醒した上にストーリー上の伏線をしっかりはってくるあたりがまたいいですよね。あの剣客は一体誰なんだ?炭治郎との関係はいったい何なんだろう?父親ではないのか?
炭治郎が無意識に発した「何が楽しい?何が面白い?命をなんだと思っているんだ」
というセリフに対して反応する堕姫内の無惨の細胞。
やはり無惨は昔あの剣客と接触しておりしかも恐怖心を植え付けられる程追い詰められた過去があるということなんですね。
などなど、ストーリー上の謎を深めつつキャラパワーアップとかね、ベターだけれどもしっかり作り込まれていて本当に楽しく読むことができます。
また覚醒後にしっかりと反動がくるっていうのもベターな展開ですが主人公が急に強くなりすぎなくて作中のキャラ強さバランスをよく保ってくれると思います。
漫画によっては強さがインフレしまくっていくものがありますが、主人公達の強さの上昇は徐々にしていった方が漫画は面白くなりやすいと思うんですよね。
炭治郎がここで死ぬとは絶対にないとわかっていても、感じる絶望感。これがまた鬼滅の刃のいいところだと思うんですよね。
これが他のバトル漫画だったりすると「どうせまた誰か仲間が助けにくるんでしょ、はいはい。」といった感想になってしまうんですが鬼滅の刃の場合はそうならないのがいい。
感覚論になってしまうんですが、この漫画はきちっと死の描写や、鬼に人が殺されてしまうシーンが描かれているから絶望感がしっかりと出るんだと思います。
この10巻でも堕姫に一般人が結構殺害されてますし、そういった描写が活きてきて炭治郎のピンチをしっかりとピンチとして感じさせてくれているのだと思います。
禰豆子覚醒
炭治郎に続いてこの単行本10巻では禰豆子も覚醒します。
これがまた禰豆子も格好いいんですよね。覚醒したことによって、外見も大人の女性に成長し、おっぱ(以下自重)
上弦級の力を持ってしかも鬼だけを燃やす血鬼術も使えるとかめちゃ強ですわ。
でもその代償として鬼化が進むというリスクもついてくる。FFに出てくるバーサク状態みたいなもんですね。それか例えるならFF6のガウ。
暴走状態はなんとか炭治郎の子守唄で治めることができましたが、今後もこの禰豆子覚醒モードは出番がありそうな気配がプンプンしますね。
天元さんはやっぱり強かった。そしてバトルは混戦へ。
天元さんはやはり”柱”だけあって強いですね。炭治郎が覚醒しても落とせなかった堕姫の首をあっさりと見開きのコマで取ってしまいました。
しかもその後もしゃらっともう一度首を取るシーンも。
堕姫の兄が出てきてもほぼ互角でやりあうことからやはり鬼滅の刃において”柱”というのは存在感がありますね。
そして10巻のラストでは善逸と伊之助も合流。上弦の陸とのバトルも佳境に入るのか?
というところで終了な訳ですが、この上弦の陸とのバトルにどうやって炭治郎達がチームプレーで戦っていくのかは非常に気になるところです。
おわりに
以上、鬼滅の刃10巻のネタバレあり感想でした。やっぱり鬼滅の刃は面白い!早く11巻が読みたいですね。
炭治郎覚醒モードはこの戦いではもう一度出てくることはなさそうですが、今度は善逸と伊之助がいますからね。
この2人とどうやって協力プレイするのか非常に楽しみです。また天元さんもまだ奥の手持ってる感満々なので彼の隠し技も早くみたいところです。
話は変わりますが、当ブログでは次のような私のおすすめ漫画をまとめたような記事も書いているのでもしよかったらそちらの記事も読んでみてください。